前回のブログ投稿で、「タイガーマスク現象」のロシア語版ミニ解説を載せた。児童養護施設や児童相談所に「伊達直人」からの贈り物が届く、2010年末から続いてる例のアレだ。
当初はTwitterで書く気だったが、1回140字の投稿ではとても書ききれないのでブログ記事にした。
キリル文字ばかり数十行並んでて、実はちゃんと読めるロシア語になってるので「独学でもこんなに書けるの?」と驚いた人がいるかもしれない。もちろん、僕だけで書いたのではない。
電子辞書叩いて間違いだらけの元原稿をつくり、ツイッターで僕をフォローしてくれてるロシア人に頼んで、Googleのファイル共有機能使って添削してもらったのである。
おかげで、記事を読んでくれたロシア人から「よく書けてた」「興味深い話だ」「アニメのPR戦略じゃないの?」など、さまざまな感想をいただいた。
アクセス履歴を見ると、記事公開から2日間でロシアから100人近くが読みに来てくれたようだ。なーんだ少ないじゃんと思われるかもしれないが、つい最近まで日本語だけで、ほとんど更新もしていなかった無名ブログとしては画期的な数である。
それにしても今回はネットの面白さを堪能した。
僕は決してツイッター万歳系、ネット万能論系の人間ではないのだが、会ったこともないロシア人が文章作りに協力してくれて、記事を読んでくれて、反応を返してくれるこの現実は素直に面白い。
英語でタイガーマスク現象のこと書いた人なら何千人といるはず。だがロシア語はそれほど多くないはずだから、読み手にも希少価値は認めてもらえただろう。
書き手としては、読者の反応が見えるのが何より励みになる。新聞記者時代も、思い入れのある独自ネタを書いたあとはネット検索して、見知らぬ人のツイッターやブログで話題になっているのを見て充実感を得ていたものだ。
語学の勉強にもなるから、ロシア語でまた記事をアップしてみようかなあと思い始めている。ただ、なじみの薄いキリル文字が増えすぎると日本人がアクセスしなくなるかもしれないし...ちょっと悩ましい。
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