2011/03/05

サイトデザインに凝らない理由

 またまた「日露ビジネスジャーナル」ネタです。恐縮です。

 サイト準備段階から何人かに言われたのが、「見た目がシンプルすぎる。もっと写真や色を使ってビジュアルにした方がよい。ロゴマークも決めた方がよい」という意見だ。

 ごもっともである。だが、僕は今の時点でデザインに凝るつもりはない。見る人の好みで評価が大きく分かれるので、神経使い始めるとキリがないからだ。
 極論だが、どんなふうにしても誰かが「こりゃセンスないね」と批判する。そして、「○○に写真を入れた方がいいよ」「××をこの色にすべき」などと、てんでバラバラな"親切なアドバイス"をくれるのである。

 僕は、超シンプルで文字主体なのも立派な1つのデザインだと考えている。
 詳しい人が見ればすぐわかるが、日露ビジネスジャーナルは、ネット業界で非常に普及している「WordPress」というソフトで制作している。ページのデザインは何百(何千?何万?知らないが)種類とあって、ひな型から選べるのだ。凝ったデザインのひな型も膨大にあり、相当数を試して検討したが、最終的には超シンプルなものを選んだ。

 「このサイトはテキストで勝負します」というメッセージのつもりである。限られた時間、デザインを研究するヒマがあったら、取材と調査と執筆に力を入れたい。

 ただ、断っておくとデザイン面で1点だけ、1-2週間のうちに変更する予定がある。
 「日露ビジネスジャーナル」という題字を、背景写真入りの画像にする。実験の実験で以前につくった「ロシアビジネスナビ」の雰囲気に近いものにしようと思っている。

 あと、考えてるのがロゴマークだ。どうしようかなあ。
 記事更新お知らせ用のTwitterアカウントには、Windows付属の簡易お絵かきソフトでつくった即席のロゴを使っている。どんだけ手抜きか一度見てみてほしい。→ http://twitter.com/nichiro_bj/

 ロゴというものは、本気で採用するならそうそう変更すべきじゃないので、つくるならちゃんとしたデザインを発注して、しっかり選びたい。だが、まだ実験段階である今そこまでやる必要があるのかどうかが判断しかねる。
 ネット好きの人は、しょせん他人事だから面白がって「できることは早くやっておくべき。さあ次はロゴだね」と言うが、来年、どんな形で本稼働できるのかまだ見えておらず、今後コンセプト変更だってあるかもしれないし、そこまでやる意味あるかなあ。まあ思いついてひょいとつくっちゃう可能性もあるけど。

 ところで、インターネットに詳しい(と自分で思っている)人の中に、ネットに関してはとにもかくにも何かアドバイスをしてあげることが親切だと信じている人が時折いる。で、僕にもアドバイスしてくれようとする人も時々いる。そのこと自体は嬉しいことだ。
 ただ、できれば知っておいてもらいたいのだが、僕自身、ネットについては一般人の中では結構詳しいのである。
 まだWebブラウザーが「モザイク」だったころ、いわゆるポータルサイトがNTTのページだったころから、ネットの発達を見続けてるのだ。昔の話だが第2種情報処理技術者という資格も取っている。

 アラフォーの元新聞記者なんてネットのこと何にも知らないんだろう、という前提でいろいろ教えてくれようとする人がたまにいて、はっきり言って知ってることばかり聞かされて、正直うんざりすることもある。
 「そうなんですかー、お詳しいんですねー」などと話を合わせながら心の中で舌を出している、僕が悪いのかもしれないけど。 

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