2011/03/01

祝いの言葉をいただきました

 先週末に情報ブログ「日露ビジネスジャーナル」を始め、一部の人に知らせたら、何人かから「サイト開設おめでとう」というメールやつぶやきをいただいた。
 ありがたいことである。突然会社辞めて北海道に引っ越してあいつ今ごろ何やってんだかと思っていた人には、それなりに活動していることの証明になったかもしれない。

 しかし、正直なところを書いておきたい。
 おめでとうと言われて、僕は戸惑った。びっくりした。そんな反応を想像していなかったのである。「あれ、これ実はめでたいことだったの?」という感じだ。

 考えてみれば、自分が逆の立場だったら迷わず「おめでとう」と言うだろう。仮に脱サラした知人がラーメン屋を始めたら「開店おめでとう」と、そりゃそう思うし、実際そう言うさ。かつて小売業の取材を担当する新聞記者だったとき、新店オープンの取材に行ったら経営者や店長つかまえて必ず「おめでとうございます」と言っていた。

 しかし今の自分に、めでたいとか、何かを達成してうれしいという感覚はない。今やっていることにはたくさんの面白い出会いがあって楽しくて仕方がないのだけど、はっきり言ってしまえば、サイトを立ち上げるまでなら僕じゃなくても誰でもできる。ネットサービスというのはそれぐらい新規参入が簡単で、大変なのは質を落とさずに続けることの方なのだ。
 ここまでは全然大変じゃない。ただ楽しいだけだった。

 レンタルサーバーや独自アドレスの管理費用などせいぜい年間数千円。本当にありがたいことにノーギャラで原稿を寄せてくださる方々もいる。僕自身が北海道外にも積極的に取材に行こうとしているので交通費が一番かかっていて、たぶんすでに10万円は使ってるが、20万円には届いていない。その程度なのだ。たとえば開業資金20万円でラーメン屋が出せるか? ありえない。

 大事なのはサイトを開設することじゃなく、発信し続けること。続けることを通して情報が集まる仕組みをつくり、その結果、いろいろな人の役に立つサイトになることだ。それが1つのゴールだと思っている。

 いやいやいやいや、もちろんうれしいんですよ、「おめでとう」と言ってもらえるの。お祝い大募集。あれ?
 

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